にんにくの発がん抑制効果が注目されるきっかけとなったのは、10年ほど前にアメリカと中国が共同で行った疫学調査です。
にんにくを年間1.5kg食べている人は、ほとんど食べない人と比較して、胃がんの発生率が半分も抑えられていたことが分かりました。
イタリアの疫学調査でも、同様の結果が得られました。
その後に行われた数々の調査・研究からも、にんにくががん、なかでも胃や大腸など消化器系のがん予防に
有効であるという報告がなされています。
にんにくを食べると、胃がんや胃潰瘍の発生原因として注目されているヘリコバクター・ピロリ菌の感染が防げるという報告もありました。
にんにくの特徴である、強烈なにおいの正体は、アリシンなど数十種類のイオウ化合物ですが、これが強力に殺菌するだけでなく、がん予防に有効に働くと考えられています。
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