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胃潰瘍とは

自分の胃液によって、胃・十二指腸の粘膜を自己消化してしまい、部分的に組織の欠損が起きた状態が、胃・十二指腸潰瘍で、消化性潰瘍とも呼ばれています。

胃潰瘍は、中年以降に多く、また、十二指腸潰瘍は、青年・壮年に多くみられます。
男女差では、男性に多いのが特徴です。消化性潰瘍と一口にいっても、短期間で治るもの、手術が必要なものなど、程度によって治療の方法は異なります。

コントロールしにくい、精神的ストレスが、多くの場合、その主因であるため、胃・十二指腸潰瘍の治療や再発防止には、医師の指示のもとで、しっかりした治療を受けなければなりません。

最近、欧米ではヘリコバクター(Helicobacter pylori)と言う菌が胃潰瘍や十二指腸潰瘍の再発や悪化に関係があるとされ、その除菌治療が十二指腸潰瘍の再発防止に極めて有効とする報告が数多くなされています。ただ、除菌による再発防止のメカニズムにはまだ不明の点が多く、一方、胃潰瘍では除菌と再発防止の関連は十二指腸潰瘍ほどはっきりした成績は得られていません。

現在のところわが国ではヘリコバクター除菌の是非についてのコンセンサスは得られていませんが、ヘリコバクターの影響がある症例も現実で、今後の課題だと思います。


胃潰瘍とピロリ菌の関係

胃潰瘍の原因としてよく言われることはストレスやアルコールの飲み過ぎがあります。

しかし、それは全体の1割程度と言われています。

それ以外はピロリ菌と呼ばれる菌によって引き起こされる胃潰瘍なのです。

ピロリ菌による胃潰瘍の場合は慢性胃潰瘍と呼ばれます。

胃や背中などの傷みが慢性的にあるという症状です。

特に空腹時にその症状が表れやすいと言われています。

夜中などに痛み出すのです。

ピロリ菌に感染したからと言って必ず胃潰瘍になるということではありません。

胃潰瘍になる前の段階が長い人も多いのです。

最初は慢性胃炎になります。

それが進行すると委縮性胃炎と呼ばれる状態になります。

そしてそれが胃潰瘍や胃がんになるということです。

慢性胃潰瘍の場合はその経過をたどりますが、個人差がありますからどこまで進行するかはわかりません。

慢性胃潰瘍が発病するのは中高年になってからです。

中高年までにピロリ菌に感染する人は8割ぐらいと言われています。

慢性胃潰瘍はその中の2,3%程度です。

また、発病までの期間が長いですから自覚症状も長年の痛みとなります。

治療は胃潰瘍の対処療法を行うこともありますが、ピロリ菌の除去によって抜本的に直すこともできます。
しかし、ピロリ菌の除去のための薬は副作用が強いことや100%の除去ができないという欠点があります。
まずは病院に行って見てもらうことが先決です。
その上でどのような治療をすればよいのかを相談しましょう。
自覚症状だけでは胃潰瘍の診断はできませんから胃カメラを飲むことになるでしょう。