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吐血なら胃潰瘍を疑う

胃潰瘍と言う病気は胃の粘膜が傷んだ状態のことです。

これは自分の体内の胃酸が胃自身を消化してしまうために起こります。

急性胃潰瘍の場合大量の吐血を伴うことがあります。

これは胃潰瘍がひどくなり粘膜の内側の筋層にまで広がっている時に起こるものです。

通常は胸やけや胃の痛み、不快感と言ったことがほとんどです。

いきなり吐血して家族が驚いてしまうというケースもあるようです。

胃潰瘍で吐血した時にはその量にもよりますが、顔面蒼白ということになってしまうからです。

貧血状態になることもあり、すぐに病院に行くことが大事です。

症状がひどい場合には輸血が必要になります。

吐血ではなく血便が出ることもあります。

色が黒くなってしまうことからタール便と呼ばれています。

吐血するということは胃潰瘍からの出血がひどいということを意味しますから、緊急の対応が必要となります。

胃の中の血液を取り除いた後に内視鏡を使って潰瘍の止血をすることになります。

これは薬を塗る場合もありますし、クリップのようなもので止血することもあります。

これはクリップで血管を抑えてしまうというものです。

また、出血部分を焼くことによって止血するという方法を取る場合もあります。

どの方法を取るかと言うことは潰瘍の状態によって判断されます。

どの場合でも完全に止血してしまうまでは、食事などを取ることはできません。

したがって、吐血やタール便があったら即入院と考えてよいでしょう。

その前に何らかの自覚症状があるはずですから、日ごろからの健康管理が大事と言うことです。

胃潰瘍と胃炎の違い

胃炎と胃潰瘍について説明しましょう。

胃の粘膜が損傷を受けた状態を胃炎と言います。

原因としては胃液で胃の粘膜が消化されることによるものです。

軽度の胃炎の場合は胃薬などを飲むことで治ることがほとんどです。

しかし、それを放置しておくと損傷の状態がひどくなっていきます。

そしてそれが海洋状態になった場合に胃潰瘍と言われるのです。

胃炎でも出血を伴うケースもあります。

軽度だからといって安心してはいけないのです。

一般的な原因としてはストレスやアルコール、タバコと言ったものが上げられます。

胃炎の自覚症状としては腹痛や胸やけ満腹感と言ったものです。

痛みが持続するのではなく、食事から2,3時間たったころに痛み出す場合が多いと言われています。
これは食物が胃から腸へと移動する時間帯と考えられます。

したがって胃の中が空っぽになると痛み出すということです。

胃潰瘍は胃炎から症状が進んだものですが、胃に穴があいてしまうこともあります。

その場合には多量の出血を伴ったりしますから、入院しなければならなくなります。

胃の内壁は粘膜層から粘膜筋板、粘膜下層、固有筋層と何層にもなっています。

それがすべて消化されて穴があくという状態なのです。

何となく想像しただけでも痛そうな気がします。

病院に行って内視鏡などで見てもらうことによって、一目瞭然です。
状況だけでは胃がんの疑いもありますから、内視鏡検査の時に組織を採取してがんの検査を行うことが一般的です。

いずれにしても胃炎の軽い症状の内に治療することが大事です。



急性胃潰瘍について

胃潰瘍には2種類の形態があります。

急性と慢性です。

急性胃潰瘍はストレスや暴飲暴食などが原因の場合が多いようです。

また風邪薬の服用によって胃潰瘍になることもあります。

胃潰瘍はストレスが原因と言われていたのですが、最近ではそれは全体の中では少ないという統計データがあります。

胃潰瘍の大半は慢性胃潰瘍と言われるものになるのです。

慢性胃潰瘍の場合はピロリ菌が原因であることがわかっています。

ピロリ菌に感染することによって胃の内部にさまざまな物質が生成されます。

それで胃の内膜が炎症を起こしてしまうのです。

その炎症部分に胃酸がかかって潰瘍になっていくのです。

怪我で例えれば傷の上から酢をかけるようなものです。

ピロリ菌は日本人の約半数が保菌者と言われています。

しかし、ピロリ菌がいるからと言って必ず胃潰瘍になるということではありません。

ピロリ菌の感染は子どもの時が一般的です。

そして胃潰瘍の発祥は50代ぐらいの年代なのです。

ピロリ菌による胃潰瘍が慢性と呼ばれる理由はここにあります。

つまり、数十年かかって少しずつ胃潰瘍の原因が作られているということなのです。

ピロリ菌感染から慢性胃炎になります。
そしてそれから委縮性胃炎と呼ばれる状態になります。
そして、その中のある人が胃潰瘍になるということなのです。
急性胃潰瘍の場合はその原因を取り除き、症状を治すことで完治します。
アルコールやたばこを止めることが一番ですね。
規則正しい食生活を送ることが退治なのです。



十二指腸潰瘍と胃潰瘍

体の消化器官として胃から十二指腸へとつながっています。

胃潰瘍という病気の同じ原因で場所が違うものが十二指腸潰瘍です。

ですからその発生メカニズムや症状などはほとんど同じと考えてよいでしょう。

胃の粘膜と十二指腸の腸壁はほとんど同じ構造をしています。

胃液によって胃に穴があくと胃潰瘍になりますし、十二指腸に穴があくと十二指腸潰瘍と呼ぶのです。

胃や十二指腸は非常にデリケートな臓器と言われています。

精神的あるいは肉体的なストレスが加わりますと、すぐに影響を受けてしまいます。

また、ある種の薬を飲むことによって粘膜の働きが阻害されることもわかっています。

そのような状況が続くと胃潰瘍や十二指腸潰瘍になるのです。
その他にもピロリ菌などが原因の場合もありますが、胃潰瘍と十二指腸潰瘍は同じ病気と考えてもいいのです。

潰瘍にならないようにするためには、規則正しい生活をするとか、暴飲暴食をしないとか、野菜をこまめに食べるなどがよいと言われています。

自覚症状があるのであれば、何らかの異常があると考えるべきです。

我慢しながらアルコールを飲むと言ったことは体にとって非常に悪いことです。

アルコールやたばこを控えて、規則正しく生活するようにしましょう。

また、何か異常を感じたならば早めに病院で検査をしてもらうことです。

胃潰瘍も十二指腸潰瘍も早期発見が一番です。

軽いうちであれば投薬のみでよくなってしまいます。

吐血などの症状が出る人はかなり悪化した時と考えてよいでしょう。