胃潰瘍には2種類の形態があります。
急性と慢性です。
急性胃潰瘍はストレスや暴飲暴食などが原因の場合が多いようです。
また風邪薬の服用によって胃潰瘍になることもあります。
胃潰瘍はストレスが原因と言われていたのですが、最近ではそれは全体の中では少ないという統計データがあります。
胃潰瘍の大半は慢性胃潰瘍と言われるものになるのです。
慢性胃潰瘍の場合はピロリ菌が原因であることがわかっています。
ピロリ菌に感染することによって胃の内部にさまざまな物質が生成されます。
それで胃の内膜が炎症を起こしてしまうのです。
その炎症部分に胃酸がかかって潰瘍になっていくのです。
怪我で例えれば傷の上から酢をかけるようなものです。
ピロリ菌は日本人の約半数が保菌者と言われています。
しかし、ピロリ菌がいるからと言って必ず胃潰瘍になるということではありません。
ピロリ菌の感染は子どもの時が一般的です。
そして胃潰瘍の発祥は50代ぐらいの年代なのです。
ピロリ菌による胃潰瘍が慢性と呼ばれる理由はここにあります。
つまり、数十年かかって少しずつ胃潰瘍の原因が作られているということなのです。
ピロリ菌感染から慢性胃炎になります。
そしてそれから委縮性胃炎と呼ばれる状態になります。
そして、その中のある人が胃潰瘍になるということなのです。
急性胃潰瘍の場合はその原因を取り除き、症状を治すことで完治します。
アルコールやたばこを止めることが一番ですね。
規則正しい食生活を送ることが退治なのです。
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