胃がん治療中の食事 食事の注意点

胃がんの治療中には、どのような点に気をつけながら食事をすれば良いのでしょうか。


まず、穀物については、おかゆから始め、少しずつ慣らしていく必要があります。

うどんなど、麺類でも食べやすいものはありますが、早食いをしてしまうことがあるので、ゆっくり食べるように気をつけましょう。


たんぱく質については、魚介類の中では、貝類は消化に悪いので、できるだけ避けるようにします。


そして、肉類であれば、脂肪分の多いベーコンやバラ肉、ハム、コーンビーフなどは、しばらく食べないように気をつけましょう。

また、調理をするときには、焦げないように、火の通し方に気を配ることが大切です。


豆類に関しては、大豆そのものは消化が悪いので、豆腐や納豆などを、良くかんで食べるようにすると安心です。


乳製品や卵などのたんぱく質は消化が良いので積極的に摂っても良いのですが、最初のころは調理をするときに、油を使わない料理にすることをお勧めします。

これらの乳製品や卵は、デザートでも食べやすいので、間食の時に、摂取する方法も良いでしょう。


野菜や海藻類に関しては、繊維が多く含まれていて、消化はあまりよくありませんが、ビタミンやミネラルを豊富に含んでいるので、調理法を工夫して、できるだけ食べるようにしたいものです。軟らかく煮たり、皮をむいたり、細かく刻むなどの手を加えて食べやすくしてください。


このように、栄養素別にいくつかの注意点があります。その点に気をつければ、治療中であっても、比較的色々なものを食べることができます。

さまざまなものをバランスよく食べ、力をつけて治療に臨みましょう。


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