胃がんの手術の前には、きちんと十分な説明を受けて納得してからのぞむことが大切です。患者さんの問いかけには、医師は必ず丁寧に説明してくれるはずです。
手術には体にも多くの負担がかかり、可能性はごくわずかですが命を落とすことも考えられます。がんをそのまま放置しておく危険性よりかははるかにましですが、自分が受ける手術のことをよく知っておくのは無駄にはなりません。
手術にもメリット・デメリットがありますが、三者の間で十分な話し合いをもつことが重要です。三者とは、医師、患者、患者の家族を指します。
医師は、胃がんの状態、患者の状態などから判断して、最も適した治療方針を提案します。患者は、胃がんの診断は告知されているはずなので、積極的に知ることで治療に前向きに取り組めるようにします。家族は、患者の病状や治療方針を理解することで、精神的な支えになります。
医師に確認しておきたい事項
入院日数、入院費用
具体的な治療の内容
行う治療の目的について
他に受けることのできる治療法はないか
がんの病態についての説明
再発の危険性はどれくらいあるのか
術後の合併症、副作用とその頻度
術後の生活にはどのような影響が出てくるのか
万が一、医師がすすめる治療法に納得ができないという場合には、まずは十分な説明を受けるようにしましょう。納得ができない理由は細かく述べて、医師に正確に伝えましょう。
どんな治療法を受けるのかを決める最終的な決定権は、医師ではなく患者側になります。
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