胃潰瘍になった時の治療法について紹介しましょう。
だいたいの病院では薬による治療が一般的です。
薬としてはプロトンポンプ阻害剤、H2受容体拮抗剤というもので胃酸の発生を抑えます。
これによって潰瘍はほとんど治るようです。
しかし、根本原因を取り除いていませんから薬を止めると再発してしまいます。
胃潰瘍の再発の原因はピロリ菌だと考えられています。
ピロリ菌を除去しない限り胃潰瘍の完治はないということです。
ですから、胃酸を抑える薬には効果はありますがあくまでも対症療法ということです。
その他の薬として胃の粘膜における血の巡りをよくするために粘膜保護剤が併用されることもあります。
昔は外科の手術によって潰瘍を取り除くと言う治療が行われていました。
それはH2受容体拮抗剤がなかったためです。
それでも胃潰瘍の状態がひどく、大量出血していて内視鏡を使った止血ができないような時には手術が行われているようです。
胃潰瘍の根本原因とされているピロリ菌の除去について説明しましょう。
基本的には薬を使用して菌を死滅させます。
この薬は1週間続けて服用しなければなりません。
その副作用として下痢の症状、湿疹ができることなどがあります。
場合によっては副作用が強すぎで、除菌の治療を中止せざるを得ない場合もあると言われています。
また、この除菌によって実際に除菌できる率は約8割程度です。
ですから、必ずしも確実ではないということですから、必要に迫られない限りはピロリ菌の除菌はしないでよいと考えられます。
もちろん、胃潰瘍になっているのであれば除菌を勧められると考えてください。
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