胃の容積が胃の切除によって小さくなると、少量食べると満腹してしまいます。
さらに食べると、みずおちのあたりに膨満感を感じたり、左肩痛や悪心などが現れます。
胃切除後症候群は適切な治療によって、ある程度軽減させることが出来ますが、大きな鍵を握るのは、患者本人の術後管理です。
切除前のからだの状態、切除方法、そして術後の回復度によって、症状の現れ方は個人差がでます。自分にはいつどうような症状がでやすいのか、何を食べた時、何を飲んだ時に起こるのかきちんと把握し、それに合わせた食習慣をつくることが大切です。
食べ物は十分に噛むようにします。
暴飲暴食は厳禁です。1回の食事量については、自分の適量を把握しましょう。
食べ過ぎないように、常に腹6~7分目を目安にします。
からだに取り入れるエネルギーと消費するエネルギーのバランスをとり、ウォーキングなど適度な有酸素運動を続けて骨量と筋肉量を増やし、体重の増加を図ることも大切です。
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