慢性胃炎は、自覚症状がほとんどありません。
このため、健診で受けた内視鏡や胃透視(バリウム造影)検査などで指摘される場合がほとんどです。自覚症状がある場合には、胃の不快感、胃もたれ、食欲不振などがあります。
胃粘膜の状態を正しく調べるには、内視鏡検査が不可欠です。胃粘膜の状態は、①表層性胃炎(粘膜に発赤がみられる胃炎)、②萎縮性胃炎(胃の粘膜が萎縮して薄くなってくるために、粘膜が赤白まだらに見えたり、粘膜の下にある血管が透けて枝状に見えたりする胃炎)、③肥厚性胃炎(胃粘膜が厚くなる胃炎)、④びらん性胃炎(粘膜上皮にただれが起こり、びらんがみられる胃炎)の大きく4つに分けられます。いくつかの胃炎が重複していることも多くあります。
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