胃手術後の障害:逆流性食道炎

胃から分泌される胃酸が、食道に逆流することで、食道の粘膜を刺激し傷つけることで起こる炎症をさします。

症状
•横になったときに、胸焼け等が起こる
•食事中・後に胃酸が逆流する

バレット食道
逆流性食道炎の合併症として重要なものにバレット食道がある。食道上皮は本来は重層扁平上皮であるが、逆流性食道炎では円柱上皮化成が生じることがある。これに特殊腸上皮化成が合併したものがバレット食道です。バレット食道は食道腺癌の前癌状態とされ、無治療では高確率で食道癌が発生します。

欧米ではバレット食道由来の食道癌(バレット食道癌)が食道癌の30~60%を占めます。


原因
•加齢
•胃酸増加
•下部括約筋の機能低下
•食道の機能低下
•肥満


治療
H2ブロッカーや、プロトンポンプ阻害薬を服用します。



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