胃が痛い・下痢との関係

胃が痛い時の下痢との関係

胃痛は胃の症状、下痢は腸の症状です。

下痢をすると腸だけでなく、胃の原因も考えられますが実はまったく違う臓器の問題です。

胃も腸も一本のつながった臓器なので、冷たい食べ物や激辛食べ物で食べ過ぎて胃が痛くなったとすると、そのまま消化しきれず食べ物だ腸に移動します。

腸も悲鳴をあげて下痢を引き起こすパターンがあります。


下痢とは

下痢は糞便中の水分量が多くなった状態です。

下痢をおこすしくみには、水分の吸収障害、腸液分泌の亢進、腸管運動の亢進の3つがあります。

この3つが同時にかかわっておこることが多いものです。

水は小腸で1日5~10L、大腸では1日1~2Lが吸収されます。

ところが、腸管内に吸収の悪い塩類や食物が入ってくると、腸管は多量の腸液を分泌するため便がやわらかくなったり、下痢便になります。

とくに大腸は水の吸収量が少なく、1日2Lを超える水が入ってくると下痢をおこします。

下痢には急性のものと慢性のものがあります。

急性下痢の大多数は食中毒などの感染症、食物アレルギー、食べ過ぎによっておこるもので、数日で自然に治るものがほとんどです。

1か月以上、ときには1年以上も続いたり、反復して現れる下痢が慢性下痢です。




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