バリウム検査と胃カメラの検査の違い

バリウム

<長所>
造影剤のバリウム(白い液)を飲み込んだあと、胃をくまなく観察し撮影するために、検査台で体を上下左右に動いたり回転して、胃の観察をする検査です。

胃の表面についたバリウムの状態を観察して、潰瘍、胃の粘膜の荒れ、胃がんによっておこる変化を見つけることが可能です。

造影剤が口から食道、胃から十二指腸へと流れていくところが見ることができ、胃全体の形を観察することができるのが特徴です。

<短所>
一定量の放射線被ばくが避けられません(健康上問題なし)、下剤の処方を受けても造影剤による便秘の可能性があります。



胃カメラ

<長所>
胃カメラは、口や鼻からレンズのついたチューブのようなカメラを挿入して、食道や胃、十二指腸の粘膜表面を、直接観察できるので、胃潰瘍や胃炎、胃がんなどの病変など、詳しい情報が得られます。胃がんの早期発見にも役立ちます。

観察だけでなく、臓器の一部を採取する病理検査の生検、ピロリ菌の検査も行えます。ポリープの切除など内視鏡治療を行うこともできます。

<短所>
カメラを挿入していきますが、喉を通るときに違和感と多少の苦痛を感じます。




          clipimage_03.jpg

0 件のコメント:

コメントを投稿