胃がんの原因

胃がんの原因のひとつに食生活があるといわれています。

日本人が欧米人に比べ胃がんの発症率が高いのは、塩分の取りすぎが大きな原因だといわれています。

日本人の食生活では塩だけではなく醤油や味噌など塩分を多く含んだ食品を毎日の食生活で使用しています。

国内でも塩辛い味付けを好む地方のほうが胃がんの発症率が高いのです。塩分の多い食事を毎日食べ続けることで胃の粘膜に炎症を起こしやすくなり胃がんが発症してしまうといわれています。

また焼き魚などの焦げたものの摂取も胃がんを発症する可能性があるといわれています。

また熱いものや辛いもののとりすぎ、早食いやアルコールの飲みすぎも胃がんの原因になるといわれています。

このような食べ物やタバコ、ストレスなどによって胃の細胞核の中にある遺伝子が傷つけられ癌が発症すると言われています。

日本人の50歳以上の人の80%以上が保菌しているといわれるピロリ菌があります。

慢性胃炎や胃潰瘍を引き起こし、胃がん発症につながっているといわれています。

ピロリ菌は、日本人の50歳以上の人の約80%の人が罹患しているといわれています。

これは幼少期に感染するため戦後の衛生状態の悪い飲料水で育った人たちが感染しているためと言われています。

逆に衛生状態の良い環境で育った若い人たちに感染者は少ないといわれています。

ピロリ菌の存在は100年も前から報告されています。

近年ではこのピロリ菌が胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃がんなどの原因となるということが明らかになってきています。

胃がんになった人の90%以上がピロリ菌陽性者となっています。

またピロリ菌感染者の胃潰瘍などの再発率が多く見られるという報告もあります。

ピロリ菌の有無を検査するには内視鏡の際に行う方法と、検査薬を飲む方法、血液検査によるものなどがあります。

ピロリ菌検査を行い陽性と診断された場合は、ピロリ菌除菌などの治療を行うようにしましょう。

ピロリ菌の除菌には抗生剤と制酸剤が用いられており、これらを飲むことによって90%という高確率でピロリ菌が陰性となっています。

50歳以上の人でいつも胃に不快感がある人などはピロリ菌に感染している可能性もありますから、検査を行い治療するとよいでしょう。




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