乳酸菌は腸内細菌として生息していますが、基本的にヨーグルトの乳酸菌は腸内に定着することはできないです。
ただし、ヨーグルトの代謝物が腸内の悪玉菌を減少させ、在来の乳酸菌を増殖させるという整腸作用を持ちます。
整腸作用とは、摂取した食事が腸内で善玉菌の栄養となり、腸内腐敗菌であるウエルシュ菌や大腸菌を減少させることによって、腸のぜん動運動を活発にすることで、腸内環境を整え、便秘や下痢などの便性の改善をすることです。
便通が良くなると、体の代謝も改善され、脂肪も燃えやすい体になります。皮膚の代謝も活発にするために、肌がきれいになるのも特徴です。
小腸の正常な機能が失われると、小腸の動きが悪いために食べたものがなかなか排泄されず、余分な栄養素が吸収されすぎて、太る原因にもなります。
また、悪玉菌が多いために、便秘がちになり、有害物質がたまり、血液も汚れて、体全体の代謝が悪くなってしまいます。
整腸作用は内から体をきれいにする重要な役割を担っています。
普通のヨーグルトは除菌ができない
ヨーグルトでピロリ菌を除菌できるかというと、必ずしもそうではありません。ピロリ菌を除菌するのは、明治乳業から発売されているLG21のような、ピロリ菌を減少させる乳酸菌が入っているヨーグルトになります。
ヨーグルトがピロリ菌を減らすのではなく、ピロリ菌を除菌する乳酸菌を混ぜ込んだヨーグルトがあるということになります。
ピロリ菌を除菌する乳酸菌を混ぜ込んだ代表的なヨーグルトに、明治乳業のLG21があります。
このLG21とは乳酸菌の名前です。LG21を含んだヨーグルト90gを1日2回だけ食間に食べる実験では、8週間後に87%の人が予想を上回る改善率となり、31名中3名はピロリ菌の完全除菌に成功しています。
逆に8週間食べ続けても、100%の除菌までには至らないことがあるとも捉えられます。
ピロリ菌の数を減少させる効果には高い期待ができ、除菌ももちろん可能です。薬と違って副作用の不安もなく、抗生物質が効かないままの無駄な治療に終わることもありません。
何より乳酸菌による整腸作用による健康効果は確かです。
胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃ガンの原因であるピロリ菌を抑制する作用があるヨーグルトの摂取で、私自身は胃の調子が良くなり、舌がきれいなり、口臭が消え、肌のツヤが良くなりました。
LG21のヨーグルトは腸内環境も整えてくれるピロリ菌の除菌方法と言えます。
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