最近の研究ではピロリ菌の陽性例では2.9%に胃癌が発見され、ピロリ菌の陰性例では胃癌が全く認められませんでした。
胃癌の場合にピロリ菌が存在する確率は100%に近く何らかの性質が胃癌を誘発するとしています。
今までピロリ菌で胃癌になる確率は5~6倍とされてきましたが、その理由ははっきりしていませんでした。
注目されているのが、99年に自らが発見したAIDという酵素。
この酵素は、多様な外的に対して様々な抗体を作るようにBリンパ球という免疫細胞の遺伝子に突然変異を誘導する働きを持ちます。
つまり、AIDが存在すると細胞が変異して、癌化することを指しています。
ピロリ菌は幼児時に経口感染し、胃に数十年住み続けて、大人になってから慢性胃炎を発症させます。日本では40代以上の70%が感染しているので、早めのピロリ菌の除菌が望ましいです。
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