胃がんの名医・病院

●慶応義塾大学病院
北島政樹医師

国内で最初の「遠隔内視鏡手術ロボット」の導入で究極の低侵襲手術を実現した、世界的に有名な胃がんの名医です。福岡ダイエーホークスの王監督の胃がん手術の執刀を担当したことでも有名です。


--------------------------------------------------------------------------------

●癌研究会有明病院
福永哲医師

全国的に有名な胃がんの名医で、国内で最も古くから「がん」という病を研究し続けています。また腹腔鏡手術のスペシャリストと言われています。


--------------------------------------------------------------------------------

●亀田総合病院
加納宣康医師

日本を代表する消化器外科医師の一人で、開腹手術は約1000症例以上、内視鏡下術でも約800症例以上で、中でも内視鏡下術式においては世界的な権威と言われています。手術技術はその神業的と言われ、多くの医師も訪れるそうです。


--------------------------------------------------------------------------------

●国立がんセンター中央病院
笹子三津留医師

後藤田卓志医師
笹子医師、後藤田医師ともに全国屈指の実績を誇り、胃がんに関する最高峰の外科医と言われています。


--------------------------------------------------------------------------------

●虎ノ門病院
宇田川晴司医師

常に理性的に正しい判断を追求し、患者さんにも優しいと評価は極めて高い医師です。また虎の門病院も「食道がん」「胃がん」において定評のある病院とされています。


--------------------------------------------------------------------------------

●藤田保健衛生大学病院
宇山一朗医師

がん手術の名医として知られ、中でも腹腔鏡手術を得意としています。早期胃がんはもちろん、進行胃がんでも術前抗がん剤療法と拡大手術を併用させ、手術後のQOLを考慮した治療方法の工夫などに取組み良好な成績を得ています。


--------------------------------------------------------------------------------

●愛知県がんセンター
山村義孝医師

日本胃癌学会の会長でもあり、胃がん手術において約2,500例を超える経験豊富な医師です。また、化学療法にも経験豊富で、ステージの高い進行がんの患者に対しても希望を与えてくれる名医として知られています。


--------------------------------------------------------------------------------

●国立病院機構大阪医療センター
辻仲利政医師

手術の名手と言われ、辻仲医師の率いる外科チームの実力は高く評価されています。また国立病院機構大阪医療センターも胃がんの年間入院患者数は約500名にも及び、行われる術数も豊富です。


--------------------------------------------------------------------------------

●大阪医科大学付属病院
谷川允彦医師

全国的に有名な開腹手術の名医で、胃がんにおける開腹手術は約2000症例を超しています。また内視鏡的手術においても、約350症例に及ぶ経験豊富な医師です。


--------------------------------------------------------------------------------

●市立堺病院
古河洋医師

手をつけられないスキルス胃がんに対しても、卓越した手術で5年生存率約45%と、他の医師では見られないような驚異的な実績を誇っています。手術成功例約3,500例以上と言う胃がん治療のスペシャリストと言われています。



           

             stomach_basic_01.jpg

胃がんの遺伝の可能性

胃がんの遺伝性はスキルス性胃がんにおいて指摘されています。

スキルス性胃がんとは、筋層から外側にかけてできてしまうもので、リンパ液や血液からほかのリンパ節、臓器への転移が進行しやすい進行がんと言われています。

胃がんの遺伝性とは、スキルス性胃がんにかかりやすい家系であるということです。

胃がんに関係する遺伝子はいくつかありますが、そのなかでもCDH1遺伝子の働きに、スキルス性胃がんとの関係性が指摘されています。

本来たんぱく質を作り出すはずのCDH1遺伝子が、胃の内部で突然変異をしてがん細胞化してしまうことにより、胃の中に広がってしまうのです。

そしてこのCDH1遺伝子の突然変異をする性質が、胃がんが遺伝と言われる原因ではないかと考えられています。

遺伝子以外にも、食生活の面から胃がんになりやすい家族、家系はあります。
胃がんの原因である喫煙、熱い食べ物、辛い食べ物を多く摂る生活を送っている場合です。

家族全員が胃がんの原因とも言われるこのような食生活、習慣も何年も続けていれば、胃がんになる可能性は蓄積され続け、胃がんが発症してしまうことになります。

胃がんを招く原因は、遺伝的なものと、食生活や習慣にあると考えられています。

家族や親戚にスキルス性胃がんにかかったことがある方がいる場合には、人間ドックや健康診断などで定期的に自分の身体の調子を確認するとよいでしょう。




           kiken05_01.jpg

胃の病気:急性胃炎

急性胃炎は、様々な原因で、胃の粘膜に炎症をおこす病気で、急激に発症します。

浮腫、出血、潰瘍を起こしていることもあります。

潰瘍は粘膜の欠損が下の層に進んで、陥没した状態です。

みぞおちのあたりの急激な痛みなどがあり、検査の結果、胃の粘膜に異常が認められ、急性胃炎、急性潰瘍をともなうものを急性胃粘膜病変といいます。

内視鏡検査が普及し、粘膜の様子を詳しく観察できるようになりました。ストレスとAGMLには関係があるとされています。

症状

心窩部痛、胃部膨満感、むかつき、嘔吐、吐血、下血


原因
原因として、アルコールの飲みすぎ、医薬品、化学的毒物、放射線、細菌、食中毒、ピロリ菌などがあります。インフルエンザなどの感染症、急性化膿性胃炎、アレルギー性胃炎、ストレスなども原因となります。

ストレスが胃の粘膜を荒らす原因のひとつは次のように考えられています。

ストレス刺激が脳に伝わると、脳から胃酸の分泌を促す信号が送られ、胃の運動を盛んにします。さらに、胃粘膜の血流が減少します。正常な状態では、粘液などが粘膜を保護する力を持っています。しかし、このような状態では、粘膜保護作用が減少し、粘膜が荒れてしまうと考えられています。


検査
内視鏡検査胃粘膜の状態を観察します。不整形、地図状のびらんや潰瘍が見られる特徴があります。

薬物療法
むかつき、嘔吐がひどければ、食事を取らず点滴による栄養補給を行います。また、胃酸分泌を抑える薬、胃粘膜を修復する薬などで治療をします。出血がある場合は止血剤を用います。状態や治療によりますが、比較的早期に治ります。




           04.gif

胃の病気:胃潰瘍

潰瘍は胃の粘膜の下にある筋層まで傷つく状態です。胃潰瘍には、急性胃潰瘍と慢性胃潰瘍があります。急性胃潰瘍は、浅い不整形の潰瘍やびらんが多発し、慢性胃潰瘍は、円形で単発する傾向があります。ほとんどは早期に治りますが、再発を繰り返すこともあります。40~50歳代に多く発症します。

<症状>
食後少し時間が経過すると心窩部痛、背中の痛みが起こり、軽食をとると軽快する傾向にあります。このような症状は、潰瘍の活動期に起こり、治癒期には無症状です。潰瘍の増悪期には、食後や空腹時を問わず痛むことがあります。高齢者では胃潰瘍の出血が、心筋梗塞や狭心症の引き金になることもあります。

<原因>
胃酸の消化作用によって、自分の粘膜が攻撃されるために起こります。胃粘膜を守る働き(表面上皮と粘液)と胃粘膜を攻撃する力(胃液中の胃酸やペプシン)のバランスがくずれ、攻撃側が優位になった状態によるものです。
また、胃潰瘍の70~90%でヘリコバクター・ピロリ菌が発見されています。

<検査>
X線造影検査
潰瘍の輪郭、潰瘍のまわりの粘膜・胃壁の様子を観察します。

内視鏡検査
潰瘍の状態を観察し、病気がどのレベルまで進んでいるか観察します。

<治療>
生活習慣の改善過労やストレスを避けます。出血や胃痛など症状のひどいときは、禁酒、禁煙また、胃酸の分泌を促進する食べ物(焼肉、コーヒー、濃い紅茶や緑茶、アルコール、強い香辛料)をひかえるようにします。脂肪性の食品や繊維の多い食べ物は、消化に負担がかかるので、避けるほうが賢明でしょう。同時に食事時間が不規則にならないように注意します。

薬物療法
胃酸の分泌を抑え、胃の粘膜を修復する薬剤により治療します。
ヘリコバクター・ピロリ菌に感染し、再発を繰り返している場合には、胃酸分泌を抑制する薬と2種類の抗生物質を使用した「ヘリコバクター・ピロリ菌の除菌療法」が行われています。完治した後も再発を防ぐため、胃酸の分泌を抑制する薬や胃粘膜を修復する薬を継続してのみます。

手術
出血性の潰瘍の場合は、内視鏡的止血法が多く行われるようになっています。そのため、従来の外科的治療は激減しています。




         MGcomplication.gif

胃の病気:胃下垂

胃が正常な位置より常に下がっている状態を胃下垂といいます。

おなかの壁の脂肪不足や腹部圧力が低下している痩せ型の人におこります。

多くは胃の動きが低下し、胃の働きが弱った状態を伴っています。

先天的な素因によるところが大きく、必ずしも病気とはいえませんが、暴飲暴食、過労、ストレスなどが引き金になって胃の働きが弱り症状が現れやすくなります。

体型とも関係があり、一般に女性に多く見られます。胃下垂になると食べたものが胃の中に正常より長くたまった状態になり、消化に負担がかかります。

一般に自覚症状はないことが多いのですが、胃部膨満感や上部腹痛、少量の食事で満腹感を感じる、食後の胃のもたれやむかつきを感じることがあります。


X線検査
��線にて胃の位置を確認します。胃下垂の場合は、骨盤腔内まで下がった胃が確認されます。

胃下垂は体質的なものなので、多くの場合、治療の必要はありません。暴飲暴食、過労、ストレスを避けてバランスのとれた食事をとり、過度に熱いものや冷たいものはなるべくひかえます。

薬物療法
胃腸機能調整薬、消化酵素剤などを使用することもあります。




         story07-pic1.gif

胃の病気:アニサキス

アニサキスの成虫はクジラなどに寄生する寄生虫です。幼虫はオキアミを経てサバ、アジ、イワシ、イカなど様々な魚に寄生して感染幼虫になります。

日本人は魚を生で食べる習慣があるので、他の国の人に比べて、感染率が高くなっています。人の体内に入った幼虫は成虫にならずに、胃や腸で好酸球性肉芽腫という病変をおこします。

予防は火を通して魚を食べることです。また、マイナス20度以下で24時間以上冷凍すればアニサキスの幼虫は死滅するので、冷凍保存されたものを食べると安全です。

症状
生の魚を食べた6~9時間後に嘔吐や腹痛が起こります。これらの症状は治まりますが、10日くらいで、胃壁や腸壁に好酸球性肉芽腫ができます。
幼虫が消化管の壁に穴をあけると激しい腹痛がおき、重症になります。


原因
アニサキスが寄生した魚の生食

検査
血液検査:
血清反応でアニサキスの有無を診断します。

内視鏡検査:
胃や腸内に好酸球性肉芽腫やアニサキスの有無を直接調べます。

X線:
アニサキスを直接探します。

治療
手術:
初期であれば内視鏡で虫体を摘出(てきしゅつ)します。肉芽腫は2ヵ月程度で、自然に治ります。




           950545e1.jpg


胃の病気:萎縮性胃炎

萎縮性胃炎は、胃が老化して粘膜が薄くなった状態です。

内視鏡で見ると粘膜が薄くなって、下の血管が薄く透き通って見えてきます。子どもの肌と中高年の肌に明らかな違いがあるのと同じで、ある程度の老化は誰にも避けられません。

単なる老化とは別に、ピロリ菌に感染していると慢性活動胃炎を起こし、さらに委縮性胃炎へと進んでいくことが判明してきました。

自然治癒は難しいのですが、ピロリ菌を除菌すると回復してきます。ですから、ピロリ菌に感染しているかどうかの検査を受けて、陽性であれば除菌をおススメします。


ピロリ菌①感染経路・除菌方法

慢性胃炎
 萎縮性胃炎には、軽度、中等度、重度と段階があり、重度になると、そこから胃ガンが発生するリスクが高くなってきますから、定期検診だけは欠かさないようにしましょう。

 日常生活での注意点は、萎縮性胃炎の状態では、消化液の分泌が少ないため、できるだけ胃に負担をかけない食生活を心がけてください。1日3回の規則正しい食事、脂っこいものなど消化の悪いものや香辛料など刺激の強いものは控えめにすることが大切です。





            200903fig1.png