食後の胃痛と胸やけ

食後というのは食べたものをきちんと消化するために、胃の中で胃酸が分泌されます。

食べ物と胃酸を混ぜて腸に運ぶます。

胃酸を出すために胃は沢山働きますが、胃に潰瘍がある場合、胃に食物が運ばれてくると胃液が出たり蠕動運動を起こしたりするので、潰瘍になっている部分に痛みが起こるのです。

また胃の働きが正常に行われていないと胃に負担がかかってしまい、過剰に分泌された胃酸が胃の粘膜までを傷つけてしまうので胃に痛みが生じます。

強力な酸が含まれている胃液から胃壁を守るために、分泌されている粘液と胃液のバランスが崩れると胃酸によって胃壁はやられてしまうのです。

始めの頃は胃壁の粘膜層の表面が多少ただれる程度ですが、症状が進むと粘膜層や様々な場所に穴が空いてしまう可能性がありますし、穴が胃壁を突き抜けることなどもあるので早めに病院へ行くようにしましょう。

食べ過ぎや飲みすぎから胃痛や胸やけになったという経験がある方は多いと思いますが、胃へ大きな負担がかかる食べ物を食べた場合は潰瘍などがなくてもその食べ物が直接的な原因となり、食後に胃痛や胸焼けを引き起こすことがあります。

胃潰瘍による胃痛は食後すぐということではなくて、食後30分ほどから痛みだすと言われているので目安にしてみてください。




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