ラベル 胃潰瘍 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 胃潰瘍 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

胃がん治療後の生活:胸やけなど不快な症状

胸やけがする
食道が痛む
苦い水が上がってくる
このような不快な症状の原因は逆流です。

胃の出入り口の機能が低下しているために、胆汁などの十二指腸の内容物が、胃の中に逆流してしまいます。


逆流の2つのタイプ

��.幽門を残した形式の手術後に生じる、胃酸などの内容物の逆流です。症状は軽めですが、就寝中に起こると飛び起きてしまう場合があります。9割以上は2~3年で胃の機能がほとんど回復します。


��.胃の幽門を切除した場合や胃の全摘で生じるもので、主に胆汁が逆流してきます。こちらはアルカリ性で、症状がかなり強烈になります。

肺に吸い込んだ場合、誤嚥性肺炎を引き起こす可能性もあり、高熱が出ることがあります。新たにがんが発生する危険性もあります。

逆流への対処法逆流は、主に寝るときに起こるので、就寝中の姿勢などに気をつけましょう。


●飲み物を用意しておく
逆流が起こったときのために、そばに水やお茶などの飲み物を用意しておきます。内容物を洗い流しましょう。

●上体を高くして寝る
上半身を少し高くして寝れば、重力に逆らって逆流してくる心配はありません。高さの調整には、布団の下に毛布や座布団などをはさんでおけばよいでしょう。
また、ギャッチベッドも効果的です。ギャッチベッドとは、福祉用具の特殊ベッドの事で、背上げ・膝上げ・高さ調整等が可能になります。

●就寝直前には食べない
食べてすぐ寝ると、就寝中に消化が進み、分泌液が増加します。そして、逆流が起こりやすい状態になってしまいます。油分の多い食事も、胆汁の分泌を増加させます。食後は少なくとも2時間は起きていましょう




           GERDmech.gif

胃切除後の食事の注意ポイント:後遺症

開腹手術によって胃を切除した後は、いろいろな後遺症があらわれます。

この後遺症を「胃切除後症候群」と呼びます。後遺症は食生活と大きく関係しており、日常生活において見過ごせないものとなります。


手術後の後遺症

ダンピング症候群
ダンピングとは「墜落」という意味で、食べ物が腸に墜落して急に流れ込む様子を表しています。もっとも多くみられる後遺症です。


不快な症状
冷や汗が出る
脈拍が速くなる
動悸がする
倦怠感が出る
頭痛、めまいが出る
まれに意識障害が起こる

貧血
胃の切除により、鉄分とビタミンの吸収が障害されて、欠乏することが原因で起こります。不足している分を補うことが必要です。

骨粗鬆症
胃の切除でカルシウムの吸収が悪くなり、骨がもろくなります。カルシウムやビタミンDを投与して対処していきます。

腹壁瘢痕(ふくへきはんこん)
ヘルニア腹壁の筋肉が閉じずに、皮膚の下に腸が飛び出している状態です。

流性食道炎
胃の手術後には、胸焼けを起こすことがあります。粘膜保護剤や酵素阻害薬などを使用していきます。

胆石
手術後は胆のうの収縮が悪くなって、胆石ができやすくなることがあります。胆嚢炎で症状が強くなったときは手術が必要になります。

胃を切除した後は、体重が減少します。これは、食べられる量が少なくなるのに加えて、吸収効率が悪くなるためです。




         06_tbl01.gif

胃潰瘍とは

自分の胃液によって、胃・十二指腸の粘膜を自己消化してしまい、部分的に組織の欠損が起きた状態が、胃・十二指腸潰瘍で、消化性潰瘍とも呼ばれています。

胃潰瘍は、中年以降に多く、また、十二指腸潰瘍は、青年・壮年に多くみられます。
男女差では、男性に多いのが特徴です。消化性潰瘍と一口にいっても、短期間で治るもの、手術が必要なものなど、程度によって治療の方法は異なります。

コントロールしにくい、精神的ストレスが、多くの場合、その主因であるため、胃・十二指腸潰瘍の治療や再発防止には、医師の指示のもとで、しっかりした治療を受けなければなりません。

最近、欧米ではヘリコバクター(Helicobacter pylori)と言う菌が胃潰瘍や十二指腸潰瘍の再発や悪化に関係があるとされ、その除菌治療が十二指腸潰瘍の再発防止に極めて有効とする報告が数多くなされています。ただ、除菌による再発防止のメカニズムにはまだ不明の点が多く、一方、胃潰瘍では除菌と再発防止の関連は十二指腸潰瘍ほどはっきりした成績は得られていません。

現在のところわが国ではヘリコバクター除菌の是非についてのコンセンサスは得られていませんが、ヘリコバクターの影響がある症例も現実で、今後の課題だと思います。


胃潰瘍の症状と診断

胃潰瘍の症状
一般症状・局所症状ともに胃潰瘍に特異的なものはありません。
潰瘍の自然歴のなかで、比較的古い、再発を繰り返した潰瘍においては食後の心窩部痛(みぞおちの痛み)、胸やけなどの定型的な症状を示しますが、高齢者では痛みを自覚しない場合もあり、不定愁訴や吐血が初発症状の方もあります。


胃潰瘍の診断
 自覚症状だけでは胃潰瘍の確定診断は出来ませんし、胃癌などでも心窩部痛、胸焼けもありますので、必ず検査が必要です。
 検査としては胃透視と胃内視鏡検査があります。
胃透視はバリウムという液体を飲んでいただき、レントゲンで潰瘍部のバリウムの溜まり(ニッシェ;影)を見つけます。胃透視だけでの診断には限界がありますので、出来れば内視鏡の併用が必要です。


胃潰瘍治療の実際

a. 一般療法
 潰瘍患者さんでは、生活環境と潰瘍の発生・再発に因果関係を認めることが少なくないため、因果関係の推測できるストレス因子があれば、その除去を考えます。

b. 食事療法
 酸分泌抑制薬の適切な内服下では、原則として食事制限は不要です。刺激物を控える程度でよいでしょう。

c. 嗜好習慣
 主として喫煙とアルコールが問題とされてきましたが、ほとんどの例で潰瘍の治癒遷延化・再発因子とは認められません。したがって、再発との関連が濃厚な例に限って制限します。

d. 薬剤
 消炎鎮痛薬では胃潰瘍を引き起こす可能性がありますが、そのほかにも副腎皮質ホルモン、糖尿病薬、抗生物質、降圧薬など多くの薬剤が潰瘍の発生と難治化に関係しうると考えられます。
 しかし、一般的には酸分泌抑制薬が適切に内服されておれば処方を神経質に回避する必要はありません。これら薬剤は基礎疾患に対し継続投与の必要なことが多く、潰瘍との関連性が強い場合には、より胃粘膜障害の少ない薬剤への変更、酸分泌抑制薬の増量または制酸薬、粘膜被覆薬との併用を試みます。ただ消炎鎮痛薬では坐薬でも胃粘膜障害を引き起こす例があることを知っておくべきです。

e. 薬物療法
��2(エッチツウ)プロッカーと言う酸分泌抑制薬が胃潰瘍に使われだして、胃潰瘍の薬物療法は全く変わりました。潰瘍の治癒率もあがり、胃潰瘍で胃の手術を受けることはほとんどなくなりました。
��2プロッカーには、最初のタガメットに始まり、ガスター、ザンタック、アルタット、など多くの薬剤が開発されています。
また最近ではPPIというH2プロッカーよりもっと制酸機能の強い薬剤も発売され早くかつ高い治癒率をもたらしています。
維持療法胃潰瘍に対し防御因子強化薬を初期治療から併用すると質の高い潰瘍治癒が得られ再発の抑制につながるという成績があります。また治癒後の維持療法に用いると再発抑止に有用だといわれています。


胃潰瘍とは

胃潰瘍はストレスが原因で起こることが多く、胃液中の「塩酸」や「ペプシン」により胃を保護している粘膜が消化される現代社会の代表的な病気の1つです。


胃潰瘍の「潰瘍」とは、皮膚や粘膜がただれたり、崩れ落ちるという意味で、胃潰瘍や十二指腸潰瘍は、「消化性潰瘍」とも言われています。
以前は、男性に多い病気でしたが、更年期の50代の女性にも多く見られ、若い人の発症率も高くなってきました。


胃潰瘍や十二指腸潰瘍は、一度かかると一生涯潰瘍になると言われる程、その人の性格と大きな関わりがあります。
胃潰瘍は、神経質、几帳面、ストレスをため込んでしまう、よく気がきく、悩みや責任を一人で抱え込むなどの性格の人がかかりやすい病気です。
性格はなかなか変えることが難しいので、自分にあった気分転換法を見つけることが大切です。



胃潰瘍の症状

胃潰瘍の症状
•みぞおち辺りの腹痛
•吐き気・嘔吐・食欲不振・体重減少
•吐血
•下血
•背中の痛み
•口臭・酸っぱいゲップ・胸やけ


みぞおち辺りの腹痛
胃潰瘍の自覚症状の90%は腹痛で、ほとんどが上腹部の「みぞおち」に痛みを感じます。

胃潰瘍は食後に痛み出し、あまり食事を取りすぎると長時間痛みが続き、
空腹時に腹痛が起こり食事をすると治まる場合は、十二指腸潰瘍の症状に多くみられます。


また、腹痛が強ければ強いほど、胃潰瘍の状態が悪いわけではなく、胃潰瘍にかかっていても全く痛みを感じない場合もあり、気が付かないまま、潰瘍が悪化し胃に孔(あな)が空き「穿孔性潰瘍」になって、初めて激痛が起こり胃潰瘍に気づくといった場合もあるので早めに受診しましょう。


吐き気・嘔吐・食欲不振・体重減少
胃潰瘍になり胃液が多く出すぎで胃粘膜とのバランスが崩れると、胸やけ、酸っぱいゲップなどが起こり、嘔吐、吐き気、食欲不振により体重が減少するなどの症状が出ることがあります。また、胸やけは胃液が食道に逆流して起こる症状で、胃液が多すぎる場合にみられます。


吐血
胃潰瘍の場合、胃酸によってどす黒くなった血を吐血します。
出血時には、冷や汗・脈拍が乱れる・血圧低下・激痛を伴うこともあります。
出血性胃潰瘍は、潰瘍のできた場所の血管が破れるのが原因です。

また、真っ赤な血を吐く場合は、肺や気管から出た喀血(かっけつ)です。


下血
胃潰瘍で便に血が混じる場合、どす黒い便が出ます。
出血性胃潰瘍は、潰瘍のできた場所の血管が破れるのが原因です。

この便を「タール便」と言いますが、下血の場合気づかないこともあり、貧血になってやっと胃潰瘍で吐血していると気付く場合も少なくありません。

下血は、胃癌や大腸ガンの症状でもありますし、大量に下血する場合、病院で検査をする必要があります。


背中の痛み
胃潰瘍で腰痛になったという方がおられますが、膵臓(すいぞう)にまで炎症が及ぶと背中が痛むことがあります。


口臭・酸っぱいゲップ・胸やけ 

胃潰瘍になると、胃酸過多によって起こる口臭、酸っぱいゲップ、胸やけなどの症状が見られることがあります。
また、口臭は胃潰瘍だけではなく、肝炎・慢性胃炎・胃下垂など、その他の病気でも起こります。



胃潰瘍の原因

胃潰瘍の原因
1.イライラ、過労、睡眠不足、緊張、不安、手術前などからくる肉体的・精神的ストレス
ストレスが胃潰瘍の原因となることは多く、急性の強いストレスは急性胃潰瘍の原因にもなっています。


2.ヘリコバクター・ ピロリ菌の感染
胃潰瘍の原因の7割以上がピロリ菌とされており、十二指腸潰瘍においては9割を占めています。
ピロリ菌は、口から入って感染すると言われており、ピロリ菌にかかると、まず、慢性胃炎となり、そのごく一部が慢性胃潰瘍などになります。

ピロリ菌が原因の胃潰瘍の場合、抗生物質を1~2週間服用して、ピロリ菌を除去すれば治ります。


3.刺激の強い香辛料や熱過ぎたり冷たすぎる飲食物を摂取し続けた場合
刺激の強い香辛料など、胃を刺激するものを過剰摂取すると胃潰瘍の原因となることがあります。


4.痛み止めやステロイドなどの強い薬や長期にわたる服用

薬の長期服用などで胃に負担がかかり胃潰瘍になることがあります。 
腰痛、膝痛、関節リウマチなどの痛み止めとして使われる非ステロイド系消炎鎮痛薬(NSAID=エヌセイド)も、痛みを抑えてくれますが、胃腸の粘膜を荒らしてしまう副作用があり、胃潰瘍を引き起こすこともあるので、H2ブロッカーなどの胃腸薬を処方してもらいましょう。

また、胃潰瘍や十二指腸潰瘍にならなくても、潰瘍の前段階として、胃炎などの胃粘膜傷害にかかる確率が高いので、気をつけましょう。


5.喫煙・飲酒・コーヒー
喫煙は胃粘膜の血流を低下させるため胃潰瘍の引き金となることがあります。
また、大量の飲酒やコーヒーは胃に負担がかかり胃潰瘍の原因となることがあります。


6.暴飲暴食、早食いなど不規則な食生活
暴飲暴食、寝る前に食事をとる、よく噛まないで早食いするなど、不規則な食生活は胃に負担がかかってしまいます。



胃潰瘍のしくみ
胃潰瘍は、胃液と胃を保護する粘膜とのバランスが崩れた時に起こります。
食べ物を消化してくれる胃液は強い成分で胃粘膜を溶かすほどの力があるので、胃粘膜は消化されないように粘液を出しています。

胃液の胃酸を「攻撃因子」、胃粘膜の抵抗力や粘液を「防御因子」と言い、普段は両方のバランスが保たれています。
ところが、ストレスや服薬で「攻撃因子」が強くなってしまったり、抵抗力の低下や粘液の分泌が減ることで「防御因子」が弱くなってしまい、バランスが崩れると、胃粘膜が消化されて傷つき、胃潰瘍や十二指腸潰瘍が起こるのです。

十二指腸潰瘍と胃潰瘍は、年齢によって発症率が違い、若い人は、十二指腸潰瘍を発症することが多く、年を重ねると胃潰瘍を発症することが多くなります。

塩酸やペプシンが出てくる、潰瘍のできにくい「胃底腺領域」と、「幽門腺領域」との境目の幽門腺領域側に潰瘍ができます。

この境目は、年を重ねるごとに上へ上がっていくので、若い人が十二指腸潰瘍を発症するのに比べ、中年の方ほど胃潰瘍になることが多くなるのです。



胃潰瘍を薬で治療する

胃潰瘍になった時に服用する薬について考えてみましょう。

食べたものは最初に唾液で溶かされて、食道から胃へと送られます。

胃では胃酸などの消化液で分解されていきます。

それから十二指腸で膵液、胆汁などによる分解がなされます。

そして小腸、大腸で栄養分として体内に吸収されるということになります。

口から飲む薬も同じような経路を辿ります。

胃薬と言うものは近代医学の中で大きく進歩したと言われています。

市販されている薬も多いですし、病院でもらうものもあります。

胃潰瘍の原因としてはストレスなどが考えられますが、自律神経が正常に働かないことにより消化液と胃の粘膜のバランスが取れなくなっていると考えられています。

抗コリン剤という薬は胃液の分泌を抑制して胃の粘膜が傷つかないようにするものです。

胃の働きを抑えてその代わりに消化液を補充するというものです。

本来の胃の働きが悪くなっているのですが、食べ物を消化するという活動を止めるわけにはいきません。

そのための胃薬なのです。

そう考えますと胃薬は胃潰瘍を治療しているわけではありません。

それ以上に悪化しないようにしているだけなのです。

胃潰瘍の程度によっては痛みを伴うこともありますから、痛みを抑えるためのロートエキスと言う成分を含む薬もあります。

消化器は自律神経でコントロールされていますが、それはストレスなど精神的な要因によって影響を受けやすいということを意味しています。

日ごろからの規則正しい生活や食生活が胃潰瘍を予防するために有効な手段であるということが言えるのです。



胃潰瘍と胃炎の違い

胃炎と胃潰瘍について説明しましょう。

胃の粘膜が損傷を受けた状態を胃炎と言います。

原因としては胃液で胃の粘膜が消化されることによるものです。

軽度の胃炎の場合は胃薬などを飲むことで治ることがほとんどです。

しかし、それを放置しておくと損傷の状態がひどくなっていきます。

そしてそれが海洋状態になった場合に胃潰瘍と言われるのです。

胃炎でも出血を伴うケースもあります。

軽度だからといって安心してはいけないのです。

一般的な原因としてはストレスやアルコール、タバコと言ったものが上げられます。

胃炎の自覚症状としては腹痛や胸やけ満腹感と言ったものです。

痛みが持続するのではなく、食事から2,3時間たったころに痛み出す場合が多いと言われています。
これは食物が胃から腸へと移動する時間帯と考えられます。

したがって胃の中が空っぽになると痛み出すということです。

胃潰瘍は胃炎から症状が進んだものですが、胃に穴があいてしまうこともあります。

その場合には多量の出血を伴ったりしますから、入院しなければならなくなります。

胃の内壁は粘膜層から粘膜筋板、粘膜下層、固有筋層と何層にもなっています。

それがすべて消化されて穴があくという状態なのです。

何となく想像しただけでも痛そうな気がします。

病院に行って内視鏡などで見てもらうことによって、一目瞭然です。
状況だけでは胃がんの疑いもありますから、内視鏡検査の時に組織を採取してがんの検査を行うことが一般的です。

いずれにしても胃炎の軽い症状の内に治療することが大事です。



胃潰瘍を胃酸の調節で治す

胃潰瘍になった時の治療法について紹介しましょう。

だいたいの病院では薬による治療が一般的です。

薬としてはプロトンポンプ阻害剤、H2受容体拮抗剤というもので胃酸の発生を抑えます。

これによって潰瘍はほとんど治るようです。

しかし、根本原因を取り除いていませんから薬を止めると再発してしまいます。

胃潰瘍の再発の原因はピロリ菌だと考えられています。

ピロリ菌を除去しない限り胃潰瘍の完治はないということです。

ですから、胃酸を抑える薬には効果はありますがあくまでも対症療法ということです。
その他の薬として胃の粘膜における血の巡りをよくするために粘膜保護剤が併用されることもあります。

昔は外科の手術によって潰瘍を取り除くと言う治療が行われていました。

それはH2受容体拮抗剤がなかったためです。

それでも胃潰瘍の状態がひどく、大量出血していて内視鏡を使った止血ができないような時には手術が行われているようです。

胃潰瘍の根本原因とされているピロリ菌の除去について説明しましょう。

基本的には薬を使用して菌を死滅させます。

この薬は1週間続けて服用しなければなりません。

その副作用として下痢の症状、湿疹ができることなどがあります。

場合によっては副作用が強すぎで、除菌の治療を中止せざるを得ない場合もあると言われています。

また、この除菌によって実際に除菌できる率は約8割程度です。

ですから、必ずしも確実ではないということですから、必要に迫られない限りはピロリ菌の除菌はしないでよいと考えられます。

もちろん、胃潰瘍になっているのであれば除菌を勧められると考えてください。


お酒と胃潰瘍の関係

胃潰瘍になる原因としてストレスやピロリ菌がよく言われています。

しかし、アルコールや喫煙も原因としては無視できません。

胃の粘膜を傷めるようなものは何でも悪い影響を与えるということなのです。

香辛料などの刺激の強い食事も胃にはよくありません。

胃潰瘍になってしまったらアルコールはまずあきらめなければなりません。

もちろん適度なアルコールであれば胃潰瘍になることはありません。

過度の摂取が問題なのです。

また、毎日晩酌をしている人も要注意かもしれません。

胃潰瘍は急激になるものではなく、徐々に進行していくものなのです。

アルコールを毎日摂取することで胃の粘膜を継続的に傷め続けることになります。

アルコールを飲んだ時には食生活のバランスが悪くなることも原因です。

アルコールを飲む場合でも野菜を多めにとるとか肉類を控えると言った工夫が必要です。

そうすればアルコールの量が多少増えても胃へのダメージは少ないのです。

アルコールを飲まなくても暴飲暴食をしていると胃潰瘍になってしまうのです。

もちろん胃潰瘍だけがアルコールによる病気ではありません。

その他の病気になる可能性もありますから、くれぐれも過度のアルコールは止めるようにしましょう。

胃潰瘍は一度治っても再発しやすい病気でもあります。

治ったからと言ってアルコールを飲み始めると再発することもあり得るのです。

消化器系の病気は大抵が食事のバランスを保つことによって防ぐことができます。



胃潰瘍とピロリ菌の関係

胃潰瘍の原因としてよく言われることはストレスやアルコールの飲み過ぎがあります。

しかし、それは全体の1割程度と言われています。

それ以外はピロリ菌と呼ばれる菌によって引き起こされる胃潰瘍なのです。

ピロリ菌による胃潰瘍の場合は慢性胃潰瘍と呼ばれます。

胃や背中などの傷みが慢性的にあるという症状です。

特に空腹時にその症状が表れやすいと言われています。

夜中などに痛み出すのです。

ピロリ菌に感染したからと言って必ず胃潰瘍になるということではありません。

胃潰瘍になる前の段階が長い人も多いのです。

最初は慢性胃炎になります。

それが進行すると委縮性胃炎と呼ばれる状態になります。

そしてそれが胃潰瘍や胃がんになるということです。

慢性胃潰瘍の場合はその経過をたどりますが、個人差がありますからどこまで進行するかはわかりません。

慢性胃潰瘍が発病するのは中高年になってからです。

中高年までにピロリ菌に感染する人は8割ぐらいと言われています。

慢性胃潰瘍はその中の2,3%程度です。

また、発病までの期間が長いですから自覚症状も長年の痛みとなります。

治療は胃潰瘍の対処療法を行うこともありますが、ピロリ菌の除去によって抜本的に直すこともできます。
しかし、ピロリ菌の除去のための薬は副作用が強いことや100%の除去ができないという欠点があります。
まずは病院に行って見てもらうことが先決です。
その上でどのような治療をすればよいのかを相談しましょう。
自覚症状だけでは胃潰瘍の診断はできませんから胃カメラを飲むことになるでしょう。



急性胃潰瘍について

胃潰瘍には2種類の形態があります。

急性と慢性です。

急性胃潰瘍はストレスや暴飲暴食などが原因の場合が多いようです。

また風邪薬の服用によって胃潰瘍になることもあります。

胃潰瘍はストレスが原因と言われていたのですが、最近ではそれは全体の中では少ないという統計データがあります。

胃潰瘍の大半は慢性胃潰瘍と言われるものになるのです。

慢性胃潰瘍の場合はピロリ菌が原因であることがわかっています。

ピロリ菌に感染することによって胃の内部にさまざまな物質が生成されます。

それで胃の内膜が炎症を起こしてしまうのです。

その炎症部分に胃酸がかかって潰瘍になっていくのです。

怪我で例えれば傷の上から酢をかけるようなものです。

ピロリ菌は日本人の約半数が保菌者と言われています。

しかし、ピロリ菌がいるからと言って必ず胃潰瘍になるということではありません。

ピロリ菌の感染は子どもの時が一般的です。

そして胃潰瘍の発祥は50代ぐらいの年代なのです。

ピロリ菌による胃潰瘍が慢性と呼ばれる理由はここにあります。

つまり、数十年かかって少しずつ胃潰瘍の原因が作られているということなのです。

ピロリ菌感染から慢性胃炎になります。
そしてそれから委縮性胃炎と呼ばれる状態になります。
そして、その中のある人が胃潰瘍になるということなのです。
急性胃潰瘍の場合はその原因を取り除き、症状を治すことで完治します。
アルコールやたばこを止めることが一番ですね。
規則正しい食生活を送ることが退治なのです。



胃潰瘍になったら摂る食事

胃潰瘍になると食べ物に注意しなければなりません。

胃が弱っていても食事は取らなければならないからです。

胃潰瘍のための治療方法として薬を飲むことが一般的です。

この薬は胃液の働きを抑えるものですから、消化力が弱まった状態となります。

ですから、基本的な考えとしては消化し易く胃に負担をかけない食事をすることになります。

もちろんアルコールやたばこ、香辛料などは禁物です。

ダメなものの代表を挙げてみましょう。

肉などの油もの、それから甘いデザートなどがあります。

胃の働きを助けるためによく噛んで食べることもいいですね。

それは健康な人にもぜひやってもらいたいことです。

材料としてオススメのものを紹介しましょう。

まず里芋です。

胃潰瘍の改善の他に肥満予防にも効果があります。

それからキャベツです。

キャベツは胃の粘膜を再生する働きがあると言われています。

また、カリウムやビタミンCが含まれていますから抗酸化作用があるのです。

大根や長いも、バナナなどもオススメです。

インターネットなどで調べてみるといろいろなものがあるようです。

食事は胃潰瘍の患部に直接影響しますから、気を付けておくことが大事です。

胃にやさしい味噌汁を紹介しましょう。

味噌汁自体は直接胃にやさしいわけではないのですが、大根やイモ類を入れることによって消化をよくしてくれるのです。

大根や人参、里芋と言ったものを入れてみましょう。

サイコロ状の豆腐もいいです。

食事療法で胃潰瘍を治す

胃潰瘍の治療として食事療法があります。

元々胃潰瘍の原因として暴飲暴食など食生活の乱れがありますから、それを治すことによって胃潰瘍
を治そうという考え方です。

基本的には胃にやさしい食べ物を取ることを心掛ければよいのです。

それほど難しいことではありません。

胃潰瘍の症状は様々ですが、その進行度合いによって治療方法も変わってきます。

初期の段階ならば食事療法で済むこともありますが、それ以降では薬を飲むことやひどい場合は入院しなければならないこともあります。

また、治療が終わった後はまた通常の生活を始めてしまうと、再発する可能性が高いですから、病後の食事にも気を配らなければなりません。

具体的な食事療法について紹介しましょう。

胃にやさしい食物を考える前に胃に悪いものを挙げてみましょう。

まず、脂身の多い物、揚げ物などは胃に負担がかかります。

鶏肉でも皮の部分を食べないとか言った気配りが必要になります。

魚介類は白身魚がお勧めです。

赤身は脂分ですからよくありません。

その他に野菜類をこまめに摂ることもよいでしょう。

胃潰瘍のためのレシピなどがインターネットなどに掲載されていますからそれを参考にしましょう。

糖尿病などのように強い制限をかける必要はありません。

日常生活の中で飲み過ぎ食べ過ぎにならないようにすればよいのです。

食事の欧米化によって肉類や油ものを取る機会が多くなっています。

それによって胃潰瘍になる人も増えてきたのではないでしょうか。




十二指腸潰瘍と胃潰瘍

体の消化器官として胃から十二指腸へとつながっています。

胃潰瘍という病気の同じ原因で場所が違うものが十二指腸潰瘍です。

ですからその発生メカニズムや症状などはほとんど同じと考えてよいでしょう。

胃の粘膜と十二指腸の腸壁はほとんど同じ構造をしています。

胃液によって胃に穴があくと胃潰瘍になりますし、十二指腸に穴があくと十二指腸潰瘍と呼ぶのです。

胃や十二指腸は非常にデリケートな臓器と言われています。

精神的あるいは肉体的なストレスが加わりますと、すぐに影響を受けてしまいます。

また、ある種の薬を飲むことによって粘膜の働きが阻害されることもわかっています。

そのような状況が続くと胃潰瘍や十二指腸潰瘍になるのです。
その他にもピロリ菌などが原因の場合もありますが、胃潰瘍と十二指腸潰瘍は同じ病気と考えてもいいのです。

潰瘍にならないようにするためには、規則正しい生活をするとか、暴飲暴食をしないとか、野菜をこまめに食べるなどがよいと言われています。

自覚症状があるのであれば、何らかの異常があると考えるべきです。

我慢しながらアルコールを飲むと言ったことは体にとって非常に悪いことです。

アルコールやたばこを控えて、規則正しく生活するようにしましょう。

また、何か異常を感じたならば早めに病院で検査をしてもらうことです。

胃潰瘍も十二指腸潰瘍も早期発見が一番です。

軽いうちであれば投薬のみでよくなってしまいます。

吐血などの症状が出る人はかなり悪化した時と考えてよいでしょう。


胃潰瘍治療薬

 胃酸など消化液は、口から摂取した食物を強力に消化します。仮に胃粘膜に防御因子が無ければ、胃粘膜といえじ無事ではすみません。防御因子が不十分な体制のときに胃酸で粘膜が攻撃されると粘膜は傷つけられます。

 胃潰瘍は、ストレスによって自律神経が正常に動かなくなり、消化液と胃粘膜の防御因子とのバランスが崩れる事が原因と考えられてきました。

通常、胃酸は食物が胃に入ったときに分泌されるのですが、空腹時などに分泌される事もあります。しばしば、空腹時での胃痛、胃酸分泌などがあり、食物を摂れば楽になるという症状も現れます。

 抗コリン剤は、胃の分泌を抑制し、胃の収縮を抑えます。市販の胃潰瘍の薬には、制酸剤と、痛みを抑えるために、ロートエキスなどがよく使用されています。

 胃潰瘍治療薬としての考え方には、胃酸を抑えるということと、胃粘膜の防御因子を増やすことの二つのアプローチとともに、精神的ストレスが原因と考えて精神安定剤の成分の物も開発され、自律神経安定剤も併用されます。

制酸剤 胃酸を抑えるものには、胃酸を中和するものと、胃酸の分泌を抑制するものがあります。一般的に制酸効果のある薬品については上述しました。ここでは、胃潰瘍治療薬(胃炎にも使用するものもあります)を紹介します。

H2ブロッカー従来、胃潰瘍治療薬は、胃酸をコントロールする薬をメインに開発されてきました。胃粘膜を攻撃するものが、主に胃酸であると考えられてきたからです。
 胃からの胃酸分泌をコントロールするものは、自律神経以外に、ヒスタミン、ガストリンなどのオータコイド(体内で少量で、大きな生理作用のある物質で、ビタミン、ホルモンでないもの)があります。
 ヒスタミンは、アレルギーなどときに遊離される伝達物質ですがアレルギーや免疫機能に関与するばあい、ヒスタミンの受容体はH1レセプターというのですが、胃にもヒスタミンの受容体があり、これをH2レセプターといいます。
 胃のH2レセプターにヒスタミンが反応すると、胃酸が分泌されます。そこで胃のH2レセプターにヒスタミンが結合するのを妨害する物質が考えられました。
 これがH2ブロッカーという胃酸分泌抑制剤です、H2ブロッカーは、現在胃潰瘍治療薬としてメインに使用されています。
 シメチジン(タガメットカイロックなど多数)、ファモチジン(ガスター)、塩酸ロキサチジン(アルタット)、ニザチジン(アシノン)、ザンタック(三共)などがあります。
 副作用としては、ショックなどのアレルギー反応、血小板減少、肝障害、便秘、下痢などがあります。

 副作用は、薬剤によって少し違います、頻脈、除脈など心臓に関するもの、女性化乳房、血液障害、幻覚、めまいなどの中枢症状、胃腸障害を起こすものもあります。しかし、抗ヒスタミン剤(H2ブロッカー)は8周以上の長期服用の場合が多く、外来患者の30%近くは胃炎、胃潰瘍であり、そのほとんどの患者に処方されていることを考えると副作用の確率は少ないといえます。

プロトンポンプ阻害剤 胃壁での胃酸分泌は、胃壁の壁細胞からプロトンチャンネルというところから、水素イオンが排出されます。また、プロトンチャンネルと同時に塩素チャンネルからも塩素が排出され塩酸となります。水素イオンの排出の代わりにカリウムイオンが壁細胞に取り込まれて電気的には平衡を保ちます。
 これをプロトンポンプといいますが、このプロトンポンプでは、水素イオンを壁細胞から外に出す酵素を阻害して、水素イオンが排出するのを妨害します。
 プロトンポンプ阻害薬は、最強の胃酸分泌阻害薬ですが、使用できるのは胃潰瘍で8週、十二指腸潰瘍6週までしか使用できません。それ以上の期間の使用は危険とされています。
 副作用は、ショックなどのアレルギー反応、血液障害や肝機能障害などの副作用があります。

抗コリン剤 コランチルなどにも抗コリン剤は配合(塩酸ジサイクロミン)されていますが、胃潰瘍ではあまり使用されなくなりました。胃炎では今でも使用されます。
 コリン作動性神経も、受容体は、アセチルコリン以外の薬物にも反応し、ニコチンに反応してムスカリンに反応しない受容体と、その逆の受容体があり、ムスカリンに反応する受容体をムスカリンレセプターといいます。ムスカリンレセプターを選択的に阻害すると胃酸を分泌抑制します。
 臭化チキジウム(チアトン)や、塩酸ピレンゼピン(ガストロゼピン)などがそれで、これらは、胃酸分泌を刺激するガストリンを抑制する事も知られています。
 副作用は、口渇、排尿困難、動悸などです。

防御因子増強剤 胃壁の防御因子を増強するもので、キャベジン、イサロン、ノイエル、セルベックス、など多数あります。口渇、便秘などの副作用があります。

ヘリコバクター・パイロリ(ピロリ)に対する治療。 従来は、上述のように、胃潰瘍はストレスが原因とするストレス学説が通説でしたが、胃潰瘍の再発率は高く、長時間かけても治療効果があがりませんでした。もちろんストレス学説にいわれるとおりの原因の胃潰瘍もありますが、ピロリ菌を除去することにより、再発率は1年で60%程度なのが10%未満にまで低下した事で、胃潰瘍はピロリ菌の感染症である場合が多いという事が分かりました。

 ピロリ菌は、アンモニアを作る酵素を出し、粘膜の防御機構を破り、胃酸も中和して、ピロリ菌自体が胃酸のある胃粘膜の上で生活できるようにし、またピロリ菌は粘膜溶解酵素も出し粘膜自体も溶かしてしまうといわれています。しかし、今のところ詳しい事は分かっていません。

 具体的に、ピロリ菌を除菌するには、抗生物質を使用します。また、胃内のpHを上げると、抗生物質の効果が上がり、ピロリ菌の活動を抑制するので、最も強力な胃酸分泌抑制剤であるプロトンポンプを併用し、抗生物質は大容量を2~3種類使用します。
 抗生物質は、アモキシシリン、クラリスロマイシンが使用されます。



胃潰瘍 市販薬・治療薬の違い

胃潰瘍の人は市販薬と治療薬の違いをきちんと理解して服用する事が潰瘍を早く治し再発させない事につながります。

薬の選び方や飲み方には、じゅうぶん注意しましょう。

市販薬と治療薬の違いは症状の緩和を目的としたものが市販薬で根本的な治療を目的としたものが医療薬になります。

十二指腸潰瘍は、まだ症状が浅いものに関しては本来人間が持っている自然治癒力の働きで胃の炎症や軽い潰瘍ぐらいであれば修復可能です。

しかし胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの潰瘍は深くなるにつれ市販薬では治らなくなります。

深い潰瘍はそのまま放置しておく危険です。

自然治癒が不可能になった潰瘍は医師のもとで適切な治療をしない事には完治しません。

お医者様が出してくれる処方箋をもとに作られた薬は市販薬とは成分に大きな違いがあるからです。

薬局等で売っている薬は、ただ胃を健康したり、消化を助けるものであったり胃酸を押さえたり胃の痛みを一時的に鎮めたり粘膜保護成分などが組み合わさった総合的なものになります。

しかし医療薬の場合は症状別にピンポイントに、それぞれの症状に合った薬だけを処方してくれます。

市販薬は胃のすべての症状全般を抑える成分が入っているので結果的に必要のないものまで、まとめて飲用する事になります。

例えば本当は胸焼けやゲップを抑えたいだけなのに胃の痛みを鎮める成分まで入っている感じです。

市販薬は誰でも安心して飲めて安全である事を常に重要視していますので医療薬に比べると控えめな成分設定になっていると言うわけです

胃潰瘍

胃潰瘍の症状は、上腹部の痛みと吐血・下血に注意みずおちを中心とした上腹部に、痛みが起こります。

胃潰瘍の痛みの程度は人のよって違います。強くさしこむような痛みを感じる人もいれば、おなかが張ったような痛み(膨満感)の場合のあります。

痛みは食事と関係があり、胃潰瘍の場合は、空腹時か食後30分ほどしてから、十二指腸潰瘍の場合は、空腹時か食後2~3時間後、あるいは夜間に痛みが出ます。特に十二指腸潰瘍では、空腹時や夜間に痛む場合が多いです。

こうした痛みは、食事をするといったんおさまります。胃潰瘍の原因は、胃酸の消化作用によって、自分の粘膜が攻撃されるためにおこります。

胃粘膜を守る働き(表面上皮と粘液)と胃粘膜を攻撃する力(胃液中の胃酸やペプシン)のバランスがくずれ、攻撃側が優位になった状態によるものです。

また、胃潰瘍の70~90%でヘリコバクター・ピロリ菌が発見されています。